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『イヴの時間 劇場版』ファン感謝ラストイベント レポ

5/27に池袋テアトルダイヤ『イヴの時間 劇場版』ファン感謝ラストイベントに参加してきました。
某掲示板に書き込もうと思ってとりあえず箇条書きにしていたのですが、折角なので簡易レポ形式でまとめてみます。

ちょっと長くなりますので、折りたたんであります。
続きからどうぞー
※コメンタリーの内容は最後にまとめてあります



20:15頃にテアトルダイヤに到着し、すぐにタンブラーを購入。
表はイブレンドの缶と同じデザインで5/27の日付入り、裏は監督サイン入りと粋な仕様。
監督のサイン、眩しいっす。
一緒にイヴレンドのミニパックも売っていたので購入〜



席に座ってwktk待機していると、配給会社(アスミックエース)の方が司会進行として登場。
そして、吉浦監督、ディレクションズの長江プロデューサー、小説版担当の水市さんがぞろぞろと入場してくる。
スクリーンと観客席の距離が近いので、二列目に座っていた俺めっちゃ緊張。

皆さん、挨拶とともにイヴの時間やこのイベントへの思いを述べる。
自分が発案した企画なので、と意気込む監督。
上映が始まった時はいつ公開が終了するかとヒヤヒヤしていたが、こんなロングランかつ全国拡大されて嬉しい、感謝しているとプロデューサー。
微妙に緊張してるっぽい水市さん。この方のイヴ愛の濃さはイベント全体を通して伝わってきましたね。

会場には配信版は見たが劇場版は今回初めて見るという人から、劇場版だけでも七回見たと言う猛者まで集う。
女性率もそれなりに高く、広く受け入れられて嬉しいです、と吉浦監督。



そしていよいよ生コメンタリー付上映会開始。

初めは少し音声のボリュームバランスが悪く聞こえにくかったものの、一話のイヴの時間に入る辺りから本編のボリュームが下がったのか聴きやすくなる。
技巧的な解説から苦労話、裏設定、ぶっちゃけ話、パクリ元(監督本人談)、スタッフに関する情報・・・
水市さんやプロデューサーも上手く絡んだ、かなり質の高いコメンタリーになっていました。
劇場全体が感嘆の声や笑いに包まれていて、雰囲気も最高。



上映が終わって、また四人がスクリーン前に登場。
「まだ四分の一も喋っていないです。」ど、どんだけ・・・監督パネェ・・・
BDの宣伝も兼ねて付属小説の一節を監督自ら朗読・・・演劇経験者らしく、とても聴きやすく、皆聴き入っていました。
そしてプレス撮影会+まさかの観客への撮影許可!
あわてて携帯のカメラで取った画像がコレです。(右:吉浦監督、左:水市さん)
SN370001r.jpg
(クリックで拡大)
デジカメを持っていなかったのが悔やまれる・・・。
最後に三人の挨拶で締め、拍手とともに監督たちは退場。



そ・し・て!
お待ちかねの吉浦監督・水市さんのサイン会!
小説かパンフを買ってサインしてもらう形式だったのですが、流石は濃いファン揃いのイベントといったところでしょうか、この程度安いものだ言わんばかりに飛ぶように売れるパンフと小説(計約1500円)。
俺も小説もパンフも持っていたのですが、改めて両方購入。
ワクワクしながら列に並ぶ。

・・・順番が近づいてくるにつれ挙動不審になる俺。
前の女子大生だという二人組が監督と何やら言葉を交わしている。
順番が回ってくる。
「お願いします!」
と、なるべく腰の低い感じで監督にパンフを差出し、手を前で組んでフリーズする俺。
監督が「順番が後の方がサインに慣れてきていい感じになってきました」声をかけてくださったものの、「ハハ・・・あ、ありがとうございます!」と全く広がりの無いリアクション。
水市さんにもサインをいただき、緩む頬を隠さずに劇場を後にする。

・・・折角買った小説にサインしてもらうのを忘れた辺り、いかに俺が緊張していたかを物語っている。
サイン入りタンブラーとパンフレットです。
IMG_0544r.jpg
(クリックで拡大)
サイン入り小説は犠牲になったのだ・・・



帰り道、イヴの時間はやっぱ俺にとって唯一無二な作品なのかなぁと確認。
吉田アナ主催のイベントにも行ったし、一つの作品の為にこれほどイベントに積極的に参加したことってなかったので。
また、こういう充実したイベントを開いていただけると嬉しいですね。
イヴの時間のスタッフの皆様、劇場スタッフの皆様、イベント参加者の皆様、お疲れ様でした!




☆コメンタリーまとめ

覚えてる事(数個、他の参加者さんのツイートから引用させていただきました)をざっと書き出してみます。
一部記憶違いもあるかも知れないので、そこは許していただきたい(ご指摘いただければ訂正します)。
元ネタ及び技術的なことに関しては、俺が浅学な事もあり、あまり覚えていません。
その場ではそれらしくほほーと頷いていたのですが・・・。

【裏話・小ネタ】
・最初の「未来、多分日本〜」は、配信版と劇場版では白黒逆転している。劇場版は映画っぽくした。
・リクオの家のモデル(除リクオの部屋)は監督の実家
・作中に登場する携帯は未来っぽくしたつもりだったが、すぐにソニーから似た感じの携帯が発売され、ちょっとがっくり
・リクオ母のメモは毎回違う
・リクオの姉ちゃんが一部で人気、監督驚く
・教室のガヤ、ちゃんと全部脚本あります
・作中に出てくる街並みは銀座でロケハンした。イヴの時間の入り口がある裏路地も実在する(実際はもっと汚い)
・ナギのエプロン衣装のモデルは音無響子さん。
 流石にPIYOPIYOは入ってないけどw
・ナギのキラッ☆を作ったのは某ランカより前、しかし公開されたのは向こうが先w
・アキコアンドロイドと人間の関係の説明に使ったのは砂糖。マスターの名前は佐藤。
 佐藤くんが出てくるヤンガンの特別編、読んでね!
・アンドロイドが教室の外で傘を持って待機しているシーンは、監督の高校時代にリア充の彼女がああいうことをしていたのがモデル。
 その後も監督はちょくちょくリア充を遠くから眺めていたエピソードを聞かせてくれる。泣ける。
・サミィとリクオの相合傘のシーン、昼間にロケハンしたので通行人の女子高生にプギャーされた 
 そのシーンで「何あれプギャーしていったのは」教室の後ろにいる女子三人組(自分のアンドロイドにお礼を言っていた女の子のいるグループ)
・芦森博士の使っている電話は、監督の事務所の電話
・3話リナの服は、他の話数と比べて胸元が大きく開いた特別仕様
・三話で襲撃を受けた時のリナの頭上には緊急時を表すオレンジのリングが!
 これはここでしか使われてない上に、光が強調されたシーンなので見づらい
・コージとマスターがベッドで寝ているシーンは、知り合いの30代独身女性の部屋を借りて、男同士でベッドに寝たシーンを元に作った
・カトラン視界のシメイ、劇場版では表示名が面白いことに
・リクオのパソコンはMac。多少使いにくくてもMac。そういう奴。
・リクオはかなり監督の自己投影がされているので、リクオのリアクションは監督が自分ならこう反応する、という感じのものが多い。
・コンクール準グランプリ、大前賀ユウナ。・・・お前が言うな。
・チエは「よういくさとおや」の意味をわかってない
・Q「5話のピアノの向きがいつもと違っていたが?」
 A「皆で一緒に机や椅子、ピアノを動かして演奏会スタイルにしました」
・「チエもっとききたーい」で初めて一人称がチエに
・劇場版では削られたカヨ・・・彼女絡みの話も何かやってみたい
・倫理委委員会が会議を開いていたあの場所、踊る大捜査線で使われていたのと同じ場所
 このシーンは人数が多くてアニメーター泣かせ・・・二倍のサイズの紙に描いた。
・イヴの時間を訪れた倫理委員会の偵察機、某阿部さんに似てると言われて以来、阿部さんにしか見えなくなった
 このキャラ、最初は台詞がある予定だったらしい
・TEXの頭は爬虫類モデル。
 なかなか可愛くならなくて苦労したが、目の部分にハイライトを入れたら格段にキュートさ向上!
・TEXの音声機能は長いあいだ使われていなかったので、やや劣化している。
・6話のイヴの時間の店内のサミィは、涙ぐむカットの他にもう1カットこっそり画面に映っている。
・サミィが夢(というかデフラグ。夢は人間にとってのデフラグのようなもの)の中でカトランの絵を見ていたのは、
 全てのアンドロイドはネットワークで繋がっているため。
・店に飾られているカトランの絵は、彼の記憶からサルベージしたもの


【技術的な事柄・演出意図】(印象的な事以外は「ですよねーで流してしまって、あまり覚えていません」)
・冒頭のリクオの部屋のシーンはWeb版と劇場版では光の量等、結構変更がある
・一話のリクオの部屋のシーンでばばっと世界観の説明。
 お腹を開くサミィ、人とアンドロイドの独特のやりとり、テレビ番組、CM・・・
・1話は舞台の説明の為にカメラが引くことが多く、作画が大変だった。
・イヴの時間の二階は何となくいいなと思ってつけたものだけど、結果としてとても良い舞台装置になった
・Q「学校でアキコがアンドロイドと判明するシーン、リングもっと早く見えるだろJK」
 A「こまけぇことはいいんだよ!(AA略)演出です!」
・サミィのピンクのカチューシャ、あれは監督としては似合わないつもり(ジャケットとはミスマッチ)で付けさせた
・リクオの「何頭に付けてんだよ」、あれはリングとカチューシャのダブルミーニングで正解
・3話、セクシーなシーンではBGMをホラー風味にしてあります
・三話のリクオがあまりにKYだった為、Web版と比べて劇場版のリクオは台詞、演技をを申し訳なさそうな感じに変更
・カトランの首90°表示、あれはギャグ表現というより、ただ首をかしげているように見えないようにする為
・五話の脚本だけは感じるままに書いたので、毛色が違う。
 わかりにくいとも言われるけど、こういうのが一話くらいはあってもいいと思う。
・育児アンドロイドの報告書の写真、あれは似てるけどシメイさん本人ではない。
・ピアノを引きながらその日初めて微笑むリクオを見て、チエも笑顔になる
 (子供は相手の表情次第でコロコロ変わるもの)
・マサキの部屋の質感を出すのにレタッチ監督がかなり頑張った
・マサキ「変わったよな・・・お前」のシーン、壁を挟むことで二人の心の距離を表している。
 マサキに感情移入してもらいたいので、アップのシーンではややマサキを大きく。
・マサキは自分語りするようなキャラではなかったので、どうやって皆にTEXとの関係を説明させるか苦労したが、
 自嘲気味に語らせることで何とか違和感なくできた。

【スタッフ関係】
・固定スタッフは四人(吉浦監督・長谷川助監督・安喰レタッチ監督・茶山作画監督)だけなんで色々大変だった・・・
・安喰レタッチ監督は様々な場面で活躍
・長谷川助監督は途中からの参加で、監督の補佐に尽力。作中に出てくる文字媒体をほぼ全部作りこんだ(劇場版ではほぼ全て意味のある文章になっている)
 BDなら読めると思うのでぜひ読んでみてください、と監督談w
・作画監督の茶山さんは、監督が趣味で女キャラに頬を赤らめさせるシーンでことごとくツッコミを入れてたらしいw
 かなり面白くて優秀な人。今はアニメーターは辞めて富山に帰った。絵の仕事はしているらしい。

【作画ネタ】
・シンプルなキャラデにしたんだけど、アップの時に情報を載せられなくて困る
 なので、キャラ表にはアップの項目を作らず、状況に応じて描き方を変えた
・一話のラスト、リクオと向き合うサミィのアップのカットは監督が原画を描くも、見事にボツw
・サミィがサミィが鏡の前で髪型を変えるシーン、原画だけで200枚超!!
・6話でリクオが教室から身を乗り出す時に窓をずらすのは原画さんのアドリブ。SEやら窓の動きを合わせるのやらでちょっと手間が増えたw
・リクオのピアノ演奏シーンはエヴァ破に参加したアニメーターさん(監督が参加していたのでその繋がり?)、
 マサキの阿部さん(仮)へのタックルのシーンはアイシールドの作監さん

【声優ネタ】
・アキコが早口でまくし立てる場面、ゆかなさんパネェ。つかイヴの時間の出演声優さん皆パネェ。
・みゆきち「チエの猫の演技はリアル系とデフォルメ系どちらにしましょうか?」
 監督「リアル系で。」
・コージ役の中尾みち雄さんは質素ながらも地味すぎない良い声。
 ペイルコクーンにも出演してもらったし、中尾さん本人も「自分は吉浦組」と言ってくれている。また別の作品をやる時にもお願いしたい。
・リナ役の伊藤美紀さんは、中尾さんと並んでリテイクが非常に少なかった。
・マサキ親子の声優もリアル親子。しかもやや親子仲がぎこちないのもおn(ry
・5話ナギの「かっこよかった。」監督の注文は「乙女っぽく」。佐藤さんはリテイクたった一回でやってのける。
・杉田は最近三枚目役ばかりなので、セトロの様な役がやれて嬉しがっていた。
・五話のリクオの寝息、あれは福山ではなく杉田が演じた。杉田「リクオっぽく頑張ります!」
・カトランのコーヒーを持っての「んー」、石塚さんはニュアンスをすぐに理解してくれた、流石。
・TEXに性別設定はない、ということで中性的な斎賀さんにお願いした。
・モブの女子高生を演じていた声優さん、カトランの名付け親の子供の役に決まり、「やっと顔のある役が演じられます!」と喜んでいたが、顔がノイズで隠れて出ない。
 申し訳ないので、最後に少しだけ子供の顔を出した。
・一話に出てきた潮月のアンドロイドの「只今戻りました」の声は吉浦監督本人

【伏線関係】
・傷害事件の被害者の少女の名前は「サキコ」
・ナギの由来について。
 EDでナギが海沿いのイヴの時間で風に吹かれている絵があるが、その時「あなたは凪が好きなのね」と声をかけられたのがきっかけ。
・アンドロイドをイヴの時間に誘導したのはナギではない。
・EDで初期のイヴの時間に来ていたアンドロイド達は、農業を機械にやらせる計画の初期に試験運用された、アンドロイドの農夫たち。
 現在の形になる過程で、人型は破棄されてしまった。
・芦森博士の机の上の写真立てには・・・詳しくはBD付属の小説で
・伏線部分はBD付属の小説でかなり消化される?
 act0.5とあるが、実際ははact7を再構成したもので、芦森博士の一人称視点。
 他の参加者さんがサインの時に「イヴの時間の物語はこれで完結している」といわれたらしい。
 でも話は作れるからやりたい、と。(いつかの「12話中6話(7話目はもう消化されたけど)しかやってない」を希望に待ち続けたいと思う。)



以上。

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